元兵庫県西播磨県民局長の渡瀬康英さんが兵庫県の斉藤元彦知事にパワハラなどの疑惑があると告発した文書、告発文が話題となっています。
そこで、斉藤元彦兵庫県知事が元西播磨県民局長の渡瀬康英さんから告発された7項目の疑惑内容(告発文の内容)や告発した文書、告発文をめぐる経緯について紹介します。
渡瀬康英の告発文内容、7項目とは
元西播磨県民局長の渡瀬康英(わたせやすひで)さんが兵庫県の斎藤知事らを告発した7項目は以下のとおりです。
- 公務財団法人の恣意的人事
- 知事選での事前運動
- 次回選挙への投票依頼
- 贈答品のおねだり
- 政治資金パーティー券購入の圧力
- 優勝パレードでの公費の不正支出
- 職員へのパワハラ
今年3月に元県民局長の渡瀬氏が「斎藤元彦兵庫県知事の違法行為等について」と題したA4サイズ4枚、7項目におよぶ告発文を一部の県議や報道機関に配布していました。
公務財団法人の恣意的人事
渡瀬氏の告発文によると、令和6年3月6日に五百旗頭真(いおきべ まこと)さんが亡くなった経緯を挙げています。
五百旗頭(いおきべ)さんは、前兵庫県知事の井戸氏から頼まれ、兵庫県行政にも深く関わっていました。五百旗頭(いおきべ)さんは、ひょうご震災記念21世紀研究機構の理事長を務めていました。
五百旗頭(いおきべ)さんが亡くなる前日に、副知事が五百旗頭真さんを訪れ、副理事長2名の解任を通告したと渡瀬さんは文書で書いています。
そして、斉藤元彦知事は、井戸前知事や年長者、文化学系が嫌いで有名とし、来年1月に阪神大震災から30年の区切りの年目前にしたタイミングでの副理事長解任は、五百旗頭(いおきべ)先生と井戸前知事に対する嫌がらせ以外の何ものでもないと渡瀬康英さんは言っています。
五百旗頭(いおきべ)さんは、その通告を受けた日、夜も寝られないほど憤慨され翌日午後、五百旗頭(いおきべ)さんは急性大動脈解離で亡くなりました。
急性大動脈解離は激昂などの情動的ストレスがトリガーになることもあるといい、知事や副知事が何の配慮もなく行った五百旗頭(いおきべ)さんの仕打ちが先生の仕打ちを縮めたことは明白だと渡瀬氏は言っています。
これに対し、兵庫県の斎藤元彦知事は「科学的根拠もないある種の誹謗中傷」と反論しています。
五百旗頭真(いおきべ まこと)
- 名前:五百旗頭 真(いおきべまこと)
- 1943年12月16日~2024年3月6日
- 職種:政治学者、歴史学者
- 経歴:以下のとおり
1943年 | 兵庫県西宮市に生まれる |
市立夙川小学校、私立六甲学院中学校・高等学校、各卒業 | |
1967年 | 京都大学法学部卒業 |
1969年 | 京都大学法学研究科修士課程(政治学専攻)修了 広島大学政経学部助手(政治史・外交史) |
1972年 | 広島大学政経学部講師(政治史・外交史) |
1976年 | 広島大学政経学部助教授(政治史・外交史) |
1977年8月~1979年8月 | ハーバード大学客員研究員 |
1981年 | 神戸大学法学部教授(日本政治史・政策過程論) |
1990年3月~1991年1月 | 法学博士(京都大学) |
1990年 | ロンドン大学客員研究員 |
2002年4月~2003年3月 | ハーバード大学客員研究員 |
知事選での事前運動
令和3年7月18日執行の兵庫県知事選挙に際して、ある兵庫県職員4名が選挙期間以前から斉藤元彦(立候補予定者)について、知人等に投票依頼などの事前運動を行ったとしています。
その県職員4名のうち1名が市役所幹部に「お前ら言うことを聞けよ」と恫喝があり、その時の県職員4名は人事のルール無視してトントン拍子に昇任していると渡瀬氏は言っています。
それに対して、兵庫県の斎藤元彦知事は、指摘の人物は宮城県庁・大阪府庁時代からの知人であると言っていますが、投票依頼に関しては否定しています。
次回選挙への投票依頼
令和5年下半期から斉藤元彦兵庫県知事が次回の知事選挙時の自分への投票依頼を始めている。
2024年2月に県の産業労働部長が様々な市町の商工会議所へ出向き、投票依頼したことを確認していると渡瀬氏は言っています。
それに対して、兵庫県の斎藤元彦知事は、当初予算案の説明に訪問したとして、投票依頼を否定しています。
贈答品のおねだり
斉藤知事のおねだり体質は県庁内でも有名で、知事の自宅には贈答品が山のように積まれていると渡瀬康英さんは言っています。
斉藤元彦兵庫県知事は視察先などを選定する際には「何が貰えるか」が判断材料で貰い物は全て独り占めしているとのことです。
- コーヒーメーカー
- ロードバイク
- ゴルフセット
- スポーツウェア
高級コーヒーメーカーを受け取った
去年の8月に視察先の企業から高級コーヒーメーカーを贈呈された際、斎藤知事は「そんな品物は頂けません」と受け取りを辞退しました。 しかし、後日、随行した職員に「みんなが見ている場所で受け取れるはずないやろ。ちゃんと秘書課に送るように言っておけ!」と言って受け取ったということです。
これが仮に事実だった場合、パワハラの範囲を超え、贈収賄や県の規定、内規からも反した行動になります。
この件に関して、斎藤知事は「そのような指示はしていない。受け取らないように指示をした」と話しています。
しかし、産業労働部長の原田剛治さんは「返却する指示を受けたのにも関わらず返却を怠った」として訓告処分になっています。「産業労働部長の原田剛治さんの経歴」
また、この件については、同じ産業労働部の次長だった白川智子さんが情報提供等に関わっていたと考えられます。
産業労働部次長の白川智子さんは、渡瀬康英さんの文書(告発文)作成や流布に関わった疑いがあるとして、3月末に自己都合退職の予定を取りやめられていました。
高級ロードバイク
ある会社と兵庫県はスポーツ連携協定を結び、ヘルメット着用キャンペーンでを展開。撮影後、約50万のロードバイクが知事へ贈呈されたと言っています。
ゴルフセット
ある町から特産品のゴルフのアイアンセット(約20万円)が贈呈されていて、使いにくいからと別モデルをおねだりしたという情報もあると言っています。
スポーツウェア
斉藤知事はスポーツウェアをたくさん持っているがメーカーにすれば知事は動く広告塔でスポーツウェアにしても貸与といえるかどうかと渡瀬やすひで氏は言っています。
政治資金パーティー券購入の圧力
令和5年7月、斉藤知事の政治資金パーティーで商工会議所に圧力をかけ、パーティー券を大量に購入させたと渡瀬康英さんは言っています。
兵庫県の斎藤元彦知事は、「副知事に一任しており、不当な圧力をかけるような指示はしていない」と否定しています。「片山安孝副知事の経歴」
優勝パレードでの公費の不正支出
令和5年11月のプロ野球阪神・オリックスの優勝パレードでの公費不正支給があったと渡瀬康英さんは言っています。
「県費をかけない」方針でクラウドファンディングや企業から寄付を募ったが必要額が集まらなかった。
そこで、信用金庫への県補助金を増額し、それを募金としてキックバックさせて補ったが、担当者は強いストレスを感じてうつ病を発症、現在病気療養中。
それに対して、県の幹部は、告発にあるキックバックの有無まではわからないが、兵庫県側は地元の金融機関、交通など、県と結びつきが強い協賛企業が多く名前を連ねたのは事実。パレードの担当職員が病気療養しているのも事実だと言っています。
パレード担当課長が4月に急死していた
7月24日、斉藤知事は記者会見で、病気療養中とされていたパレード担当課長が4月20日に亡くなっていたことを明らかにしました。関係者によると自殺とみられています。
2023年11月に開かれたパレードは県や大阪府などでつくる実行委員会が主催。関係者によると、元課長はパレードの担当で、今年4月20日に急死した。職員向けに訃報(ふほう)が通知されたのは3カ月後の今月23日だった。
朝日新聞
斎藤知事は7月24日の会見で「遺族の意向で公表していなかった。パレードにご尽力いただき、お悔やみを申し上げたい」と語っていました。
また、兵庫県議かつ百条委員会委員を務める竹内ひであき県議のブログに亡くなった課長のことが書かれていました。
渡瀬さんと同じく、私の高校の先輩でもあります。しかも私と親和性がある「播但族」。その前年まで姫路の中播磨県民センターで勤務されており、生まれ育った地に近い姫路で偉くならなくてもいいからずっとこのまま勤務したいと上司との面談でお話されていたそうです。また、友人の方に聞くと昨春に県民生活部総務課の内示が出たときには予想外に思われていたと。
亡くなった課長は告発文を書いた渡瀬康英さんと同じ兵庫県立姫路西高校出身で、生育地は姫路周辺の播但地域ということが分かりました。
そして、竹内英明県議のブログには、パレード実施が県民生活部総務課になり課長に連絡したことが書かれていました。
既に「大阪との調整、実際に打合せで行き来していて忙しいんですよ」と言っておられました。
また、パレード担当課長と同期入庁の複数人から以下の発言があったといいます。
「無理難題のたまが飛んできたとしても、かわせる能力があるはず」「そんな彼がどうやって追い込まれていったのか」そんな声も聞きました。
パレード実施が県民生活部総務課担当となり、予算調整等で気苦労したことが考えられます。
サンテレビの取材で、複数の関係者が「(亡くなった)課長は警備やコスト削減、大阪などとの調整に苦労していたが、補助金の増額には関与していなかった」と証言しています。
職員へのパワハラ
斉藤知事のパワハラは職員の限界を超え、あちこちから悲鳴が聞こえてくると渡瀬やすひでさんは言っています。
- 気に入らないことがあると関係職員を怒鳴りつける
- 担当者を執拗に責め立てる
- 知事レクの際に気に入らないことがあると机を叩いて激昂
- 幹部へのチャットでは夜間休日など関係なく指示が入る
- 気に入らない職員の場合、対応が遅れると非難され、すぐレスすると文句を言う
- 人事異動も生意気だとかで左遷された職員が大勢いる
ポスターやチラシに知事の顔がなく激怒
また、兵庫県議会議員の独自アンケートの結果でも、
斎藤知事が“はばタンPay+”のポスター・チラシに「自分の顔写真がない」と激怒したことが兵庫県議会議員のアンケートに書かれていました。その後、第2弾のポスター・チラシには斎藤知事の顔が加わりました。この件以降、ポスター・チラシなどには知事の顔をつけなければいけないというのがルールとして徹底されたということです。
この件に関して、斉藤知事は「産業労働部が議論をして効果的に発信するために、知事の写真を使うという提案をされたと認識している。議論の中で私とコミュニケーションしながら決めた」と答えているということです。
確かに、はばタンPay+の第二弾ポスターから斉藤知事の顔写真付きになっています。
パレードの公金支出の流れに疑義
週刊文春によると、「パレードの公金支出の流れに疑義がある」といわれています。今回、議会側が百条委員会の設置にこだわり、県側がそれを頑なに拒んだ理由はパレードの件でした。
「県費をかけない」方針でクラウドファンディングや企業から寄付を募っていましたが必要額が集まりませんでした。
その時期に、県内の信用金庫に対する補助金の財源である「中小企業経営改善・成長力強化支援事業」の予算がたった1日で1億円から4億円に増額していました。
その増額のお礼や見返りがあり、寄付金の増額に成功したのではないかというところが問題といわれています。
この増額は片山副知事から財政課への鶴の一声で予算が増えたという証言もあります。
週刊文春がこの増額の件に関して片山副知事に問うたとき、
初めは「増額していません」と言っていたのに最終的には、「財源があればやろうと言って、財政当局に指示した覚えはありますね」と、いけしゃあしゃあと証言をひっくり返した
とありました。初め片山副知事は否定していたのに、後に予算増額を認めていました。たった1日で予算がプラス3億円され4億円になっています。
また、サンテレビでは3億7500万円に増額だったのが、斉藤知事が切りが悪いので4億円で計上するよう指示したといいます。
「補助金と寄付はセット」という金融機関からの証言
AERA dot.がある金融機関幹部に取材し、以下の発言があったといいます。
「優勝パレードが終わってからです。寄付すればパレードに使用する車にロゴが入るなど、特典があるのですが、すでに終わっています。当然のように、『何のメリットもない、カネを捨てる気なのか』と内部で声があがりました。するとうちの最高幹部から、『県の金融機関向けの補助金増額が決まっているので、寄付はセットになっている。最終的にプラスになる、損はしない。優勝パレードの特典とか関係ない』との話でした。
『(当時の副知事)片山氏がどうしても寄付をと頼んでいる』と言っていました。」
優勝パレード後に寄付し、金融機関の幹部が「補助金増額が決まっているので寄付はセット」と言っています。
片山安孝氏は副知事になる前は兵庫県信用保証協会理事長だったこともあり、いろんな金融機関に回っては補助金増額を理由に寄付金を集めていたのでしょうか。
13金融機関寄付額一覧表
優勝パレード寄付をした13金融機関一覧表で黄色で塗られているところはパレード後に寄付をしたものになります。13金融機関中11の金融機関がパレード後に寄付をしているのが分かります。
パレード前ならパレードに使用する車に金融機関のロゴが入るなど、特典があるのにパレード後に寄付をしている金融機関が多いのは異様です。
刑事告発状が出されている
優勝パレードの公金支出の問題で、東京都の男性が9月2日に、斎藤知事と片山前副知事の行為が背任にあたるとして、大阪地検特捜部に刑事告発状を提出しています。告発状は、以下のとおりです。
被告発人斎藤と片山は、兵庫県で補正予算を組み、補助金の増額。その裏で同時期に極秘裏に対象金融機関と交渉し、増額と引き換えに優勝パレードへの寄附を要求。
本来、不要な補助金の増額という税金投入のシステムを悪用して、優勝パレードへの寄附にあてさせた。被告発人、斎藤と片山は寄附をノルマ通り集めた実績で評価を高めたい目的で、兵庫県に損害を与えた、違背行為である
東京都の男性が誰なのか分かりませんが、斎藤氏と片山氏がとった行動が違背行為(背任罪)になるのではないかと刑事告発しています。
兵庫県は補助金の増額と引き換えに寄付金を求めたということについて否定しています。
告発した元西播磨県民局長の渡瀬康英が死亡
渡瀬やすひで(元西播磨県民局長)さんが7月7日に亡くなりましたが死亡理由については明らかになっていません。自殺と言われています。
その後の報道で、渡瀬さんは遺書と音声データ、陳述書を残していたことが分かっています。そして、渡瀬康英さんは死をもって抗議していました。
斉藤元彦知事は辞職否定
兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラなどを告発した元幹部の男性職員が死亡したことを受け、7月10日県職員の労働組合が知事に対して辞職を求める申し入れを行いました。
それに対し、斎藤知事は改めて辞職を否定しました。
そして、斎藤知事は「改めて、職員が亡くなったことは心からお悔やみを申し上げる。組合からの申し入れがあったが、大変重く受け止めている。県職員の皆様に申し訳ないと思っている。
責任ある対応として百条委員会の調査などを対応するのが第一だと考えている。よりよい県政を立て直すのが責務」と語りました。
斉藤知事は副知事から辞職を進言されるも断固拒否
7月12日片山安孝副知事は報道陣からの取材で、斎藤知事に計5回にわたり辞職を進言したが、「選挙で県民の負託を受けている」と断られたといいます。
また、知事について「新型コロナウイルス対応や若者・Z世代の支援など、進めてきた政策は評価できる」としました。
一方、「コミュニケーション能力に問題があった」と指摘していました。
片山安孝副知事が辞職表明、7月末で退任
7月12日片山安孝副知事が県庁で報道陣の取材に応じ、「辞職は6月上旬ごろから考え始め、県政の停滞を招いたことを重く受け止め、責任を取らなければと考えた」と辞職する意向を表明しました。
同日午後に辞表を提出し、31日付で退任するということです。「片山安孝さんの経歴を紹介!剣道で培った誠心」
辞職の理由
- 議会と十分な信頼関係が築けず、職員との間にも大きな溝があった
- 百条委員会を設置する事態に至り、職員に大きな負担をお願いすることになった責任がある
財務部の調査では「おねだり」も「パワハラ」も確証できず【12月11日追記】
県の公益通報制度を所管する「財務部」は、斎藤知事ら関係者への聞き取りや、必要書類の提出を求めるなどの調査を進め、7月ごろには結果を取りまとめ12月11日に発表されました。
「おねだり疑惑」については、 以下のとおりです。
- 企業などからの贈答品の受け取りがこれまで慣例で判断されてきたため、知事が意図しない受け取りにつながったケースがあった
- 「貸与を装った贈与ではないか」と誤解を受けるケースがあった
また、「パワハラ疑惑」については、以下のとおりです。
- 知事自身が職員に強い口調で指導することがあったと認識していた
- 「知事から強く叱責を受けた」と認識する職員が一部いたが、パワハラとまでは確認出来なかった
- よって、パワハラがあったという確証までは得られなかった
県の財務部の調査では、兵庫県知事の「おねだり疑惑」「パワハラ疑惑」共に確証には至りませんでした。
元局長の渡瀬康英氏の告発文書をめぐっては、県議会の百条委員会と弁護士からなる第三者委員会でも調査が続けられています。
百条委員会は「年度内を目標に」、第三者委員会は「来年3月上旬をメドに」報告書がまとめられる見通しです。詳しいことが分かりしだい追記します。
渡瀬康英(元西播磨県民局長)告発文をめぐる経緯
元西播磨県民局長の渡瀬康英氏が兵庫県知事への告発文書をめぐる問題の経緯は以下のとおりです。
3月中旬 | 当時、西播磨県民局長だった渡瀬氏が、斉藤元彦知事や県幹部の言動を「違法」「パワハラ」とする7項目の疑惑を記した文書を報道機関や県議らに郵送 |
3月25日 | 県民局長わたせ氏が勤務する西播磨県民局に片山副知事と人事課長が乗り込み、県民局長の渡瀬氏のパソコンを押収 |
3月27日 | 県人事課が西播磨県民局長の渡瀬氏を解任し、3月末での退職も認めないと発表。斉藤知事は会見で、文書内容は「うそ八百」などと批判 |
4月4日 | 元県民局長の渡瀬氏が文書内容の一部について、県の制度に基づいて公益通報 |
4月16日 | 県は文書に書かれた疑惑に関連し、原田産業労働部長が県内企業から高級コーヒーメーカーなどを受け取っていた事実を常任委員会で報告 |
4月20日 | 県民生活部総務課のパレード担当課長が死亡 |
5月7日 | 県が「文書の核心的な部分が事実ではない」などとして元県民局長わたせ氏を停職3カ月の懲戒処分に、産業労働部長の原田剛治さんを訓告とすると発表 |
5月21日 | 県議会が斉藤知事に第三者機関による疑惑の真偽の再調整を要請し、知事が設置を表明 |
6月13日 | 県議会が7項目の疑惑を調べる百条委員会を設置 |
6月27日 | 百条委が7月19日に元県民局長の渡瀬氏を証人尋問すると決定 |
7月頃 | 百条委での証人尋問にあたり、維新の岸口県議と増山県議が告発内容とは無関係の私的な情報の提出を求めているとして、渡瀬氏がプライバシーの保護を求める |
7月7日 | 元県民局長の渡瀬康英さんが死亡 |
7月8日 | 緊急理事会で告発文とは無関係の資料について開示の要求をしないことを決議 |
7月12日 | 片山安孝副知事が辞職表明、今月末で退任 |
7月31日 | 若者支援策担当の小橋浩一理事が24日付で体調不良を理由に異動願を提出、準特別職から部長職に降格し、総務部付となる |
7月31日~8月14日 | 告発文に関する全職員アンケート実施 |
8月19日 | 7月30日に体調不良で異動願を提出し病欠中だった井ノ本知明総務部長が総務部付となる |
8月23日 | 斎藤知事のパワハラ疑惑について百条委が県職員に対する初めての証人尋問を実施 |
8月30日 | 百条委に斉藤知事が出頭 |
9月5日 | 百条委に原田産業労働部長が出頭。前総務部長の井ノ本氏は体調不良などを理由に欠席。原田氏の証言に誤り判明 |
9月6日 | 斎藤知事、片山元副知事、原田部長の証人尋問 |
9月19日 | 斎藤知事への不信任決議案が可決 |
9月30日 | 斎藤知事が失職 |
元県民局長の渡瀬氏が亡くなった7月7日以前に緊急理事会が7月8日に開かれることが決まっていました。
そして、7月19日に百条委員会が開かれ、元県民局長の渡瀬氏から証人尋問する予定でした。
百条委員会が全職員約9700人を対象に7月31日~8月14日までアンケート調査を実施し、約6700人(約7割)が回答しています。
8月5日までに回答があった4568件(約47%)を中間集計したところ、知事のパワハラを目撃したり、人から聞いたりしたという回答が約4割に上っています。
百条委員会は8月23日、パワハラ疑惑を中心に関係職員6人への証人尋問を非公開で開催しています。そして、8月30日百条委員会は斎藤知事を公開で証人尋問しました。
そして、9月19日斎藤知事への不信任決議案が可決し、9月30日斎藤知事が失職しました。
- 「渡瀬康英さんのプライベート情報を開示しようとした維新県議特定!」
- 「渡瀬康英さんの愛する妻子や両親、妹」
- 「渡瀬康英さん京都大学法学部から兵庫県庁を選んだ理由、リタイア後の計画」
- 「渡瀬康英さんを苦しめたことと県職員全員に向けた最後の思い」
- 「斉藤元彦知事の美人妻と息子を利用した選挙運動」
- 「斉藤元彦知事のヤバすぎるパワハラエピソード」
- 「斉藤元彦知事を脅迫した県職員」
- 「渡瀬康英さんを脅し、百条委員会を阻止しようとした片山副知事」
- 「渡瀬康英さんと旧知の仲だったにも関わらず裏切った原田産業労働部長」
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