兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑で告発した元県民局長の渡瀬康英が死亡しました。
渡瀬やすひでさんは自殺とみられていますが、その原因は百条委員会で渡瀬氏のプライベート情報を開示しようとした動きが維新の県議からあったからだと言われています。
そこで、渡瀬氏を吊し上げてプライベート情報(私的な情報)を開示しようとした維新の会兵庫県議員を見ていきましょう。
プライベート情報を開示しようとしたのは岸口みのる、増山誠
渡瀬康英氏のプライベートな情報(私的情報)を開示しようとしたのは、岸口みのると増山誠ではないかとネット上で言われています。
さて。元局長を「吊るし上げる」と言った、日本維新の会の兵庫県議は、誰でしょう? pic.twitter.com/844F3xffUd
— 大阪が好きやねん#カジノのための万博はやめなさい@維新にこれ以上大阪を壊されてたまるか! (@oosakahaoosaka) July 13, 2024
【兵庫県・百条委員会を妨害する「維新」のアホ2人】
①岸口みのる(左)
…福祉法人を経営し金持ちの高齢者から財産を搾り取っている犯罪者。
②増山誠(右)
…子供が4人もいるセッ◉スきち◉い。妻が嫌がるのにゴム無しで強引にセ◉クス。色情魔。#維新は異常者ばかり#兵庫県に維新はいらない pic.twitter.com/HNB7NpXW7o— ゆうもあ倶楽部 (@ybbYmuGSLdWiH4X) July 6, 2024
岸口みのる(きしぐちみのる)プロフィール
- 名前:岸口 実(きしぐち みのる)
- 選挙区:明石市
- 当選回数:5回
- 生年月日:1964年(昭和39年)7月7日
- 主な経歴:社会福祉法人美友会理事長
国会議員公設秘書、元県議(3期)
芦屋大学客員教授
神戸大学大学院法学研究科修了、龍谷大学卒、姫路市立琴丘高等学校卒 - 役職:日本維新の会参議院比例区支部長、兵庫維新の会政調会長、明石野球協会相談役、明石市ハンドボール協会顧問、ローンボウルズ日本顧問
兵庫県議会
- 平成15年4月 兵庫県議会議員選挙 初当選
- 平成17年6月 建設常任副委員長
- 平成19年4月 兵庫県議会議員選挙 再選(2期目)
- 平成21年6月 産業労働常任委員長
- 平成23年4月 兵庫県議会議員選挙 再選(3期目)
- 平成24年4月 予算特別副委員長
- 平成25年4月 議会運営副委員長
- 平成26年4月 政務活動費あり方検討会委員
- 平成26年4月 決算特別委員会 副委員長
- 平成31年4月 兵庫県議会議員選挙 再選(4期目)
- 令和2年4月 維新の会兵庫県議会議員団 幹事長
- 令和3年6月 兵庫県監査委員
- 令和5年4月 兵庫県議会議員選挙 再選(5期目)
- 令和5年4月 維新の会兵庫県議会議員団 団長
- 令和5年4月 議会運営委員会副委員長
- 令和6年3月 予算特別委員会 副委員長
- 令和6年3月 県政改革特別委員会 副委員長
- 令和6年6月 地方自治法百条に基づく調査特別委員会 副委員長
社会福祉法人美友会
岸口みのる議員は社会福祉法人美友会の理事長をしています。
- 幼保連携型認定こども園すみよしこども園
- ship for 発達支援(児童発達支援)
- Ship for なーしんぐ(医療ケア児特化の訪問看護ステーション)
全て子ども関連の施設ですね。子どもがいる世帯の流入が多い明石市ならではの事業を展開されています。
増山誠(ますやままこと)プロフィール
- 名前:増山 誠(ますやま まこと)
- 選挙区:西宮市
- 当選回数:2回
- 生年月日:1978年(昭和53)年6月9日
- 学歴:早稲田大学政治経済学部 経済学科卒業
- 経歴:親子レストランチェーン「夙川マール」「和食 木の葉」「マール弁天町店」経営者
- 家族:妻・子供4人(10歳・6歳・2歳・0歳)
- 出身:横浜市
- 職歴:日興証券勤務の後 起業 経営者歴15年
- 趣味:剣道・子供と過ごす
- 兵庫県議会:2019年から西宮市選出の兵庫県議会議員
維新の会県議会議員団の政務調査会長、農政環境常任委員会副委員長を務める
以下は増山誠が経営する親子レストランチェーンの写真です。子連れでも一緒に食事を楽しめるよう全てのお店にプレイルームがありました。
増山議員には子どもが4人もいるので、子連れで楽しめるレストランの経営をしてるんでしょうね。
百条委員会の副委員長に維新の岸口みのる氏
なぜ、ネット上で渡瀬康英氏のプライベートな情報(私的情報)を開示しようとしたのは、岸口みのる県議と増山誠県議ではないかと言われているのでしょう。
すると、兵庫県議会に設置された百条委員会の委員長には自民の奥谷謙一議員(右)、副委員長には維新の岸口実県議(左)が選任されていました。
実は、6月14日の百条委員会の初会合で、維新の県議から、
「人事課による調査に対していろいろな疑念の意見が寄せられている。この審議過程を明らかにすることが必要だと思うので、人事課の調査、そこから得られた資料は全て開示をしていただきたい」
として、元局長の公用パソコンのデータすべての開示を要求する発言があった。「元局長の懲戒処分を決めるとき、公用パソコンの中身を人事課が調査しましたが、私的なものも含まれていたようです。私的なことに公用パソコンを使用することはよくないですが、そこには内部告発とはまったく関係ないことも含まれる。それについては百条委員会で公開しないでほしいという申し入れでした。元局長の耳には、維新がすべての開示を求めているという情報も入っていたと思います」
@AERAdot.
百条委員会の初会合で発言したのが、百条委員会の副委員長を務める維新の会岸口みのる県議だったのではないでしょうか。
元局長は7月初めに、弁護士を通じて百条委員会に対して「申入書」を出していました。
申入書の内容は、百条委員会の委員の一人から人事課調査にかかる資料はすべて開示されるべきだとの発言があったなどと記され、内部告発と無関係の部分は百条委員会で公開しないように求める申し入れでした。
また、複数の県議や県職員によれば、同じころ、維新の県議から、
「元局長をつるし上げてやる」
といった発言を聞いたという証言もあった。@AERAdot.
増山誠県議については名前が挙がってきてはないものの、「元局長を吊るし上げてやる」と言った発言を聞いたという証言から、その発言が増山誠県議だった可能性があります。
7月8日午前、百条委員会は臨時で理事会を開催し、元局長の申し入れについて検討をしています。この時点では、まだ元局長の渡瀬康英さんが亡くなったことは知らされていなかったということです。
その席上、理事を務める維新の県議から、次のような発言があったといいます。
「告発文書には、斎藤知事の自宅や好き嫌いなどの記述がある。プライベートなことを取り上げているのだから、(元局長が)自らの調査結果はプライベートな問題だから公開しないでとは、あまりに都合のいい身勝手な論理ではないか」
「パソコンの所有者は兵庫県、データも兵庫県のものだ」@AERAdot.
元局長に対するあまりに厳しい意見に、自民の県議からは、以下の発言がありました。
「告発相手のプライバシーに触れているから、元局長のプライバシーが守られる必要はないというのは暴論ではないか」
また、データをすべて公開することで「情報公開条例違反」や「民事上の損害賠償請求」などにも問われかねないとする意見もあったということです。
週刊文春で岸口実県議と増山誠県議であることが判明!
週刊文春に、岸口実県議と増山誠県議が渡瀬康英さんの私的情報を開示しようとしたと記載されていました。
「6月ごろから、今度は維新会派の県議たちの間にも私的文章が流出したようだ。すると、維新の岸口実県議と増山誠県議が、百条委員会の場でⅩ氏のPCに入っていた全てのファイルを公開するよう強く主張し始めた」
また、週刊文春の取材に増山県議は応じなかったが、岸口県議は、PCの公開を求めた理由を以下のとおり発言していました。
「中身を見ないと、何が書いてあるのか判断つかないじゃないですか。確認しないと分からないものを見せてくれと言ったんです。疑惑の真相を知るためには、本来は幅広く調査をすべき」
そして、渡瀬康英さんのプライベート情報を開示させて渡瀬さんの人間性を貶め、告発文書の信頼性を下げるのが狙いだとか書かれていましたが、正直ひどい話だなと思いました。
週刊文春で岸口みのる県議と増山誠県議の他に‘7人の脅迫者’のひとりとされていた片山安孝副知事と原田剛治産業労働部長についてもどうぞ。
渡瀬康英プライベート情報の内容とは
元県民局長の渡瀬やすひでさんのプライベート情報(私的情報)とは一体、どんなことだったのでしょうか。
現職の県職員(後輩)の内部情報(個人情報)
AERAdot.によると、元県民局長と連絡を取っていた元県幹部が以下の発言をしています。
「公用パソコンを私的に使ってはいけないのは当然ですが、緊急なことや個人的なメモを残すなどは、誰しもあるはずです。彼は県民局長という立場で部下も多数おり、様々な情報に触れ、対応する立場にあった。内部告発に関する情報提供者の割り出しや報復人事などを気にしたのではないか。私も幹部だったからわかるが、部下の不祥事や、表に出ると県政が大混乱するようなトラブルなどがあり、事情があって秘密裡に対応したこともあった。そういう内容は公用パソコンに残している場合もある。彼も同様の経験があったようで、『表に出ると頑張っている県職員の人事にもかかわり、迷惑をかける』と言っていた。だから自費で弁護士を雇ってまで、パソコンのデータを出さないように求めたのだと思う」
彼は『百条委員会がかなり強硬だが、すべてのデータを出すのはこらえてほしいと旧知の県議らにこっそりお願いした』と言っていた
このことから、元県民局長の渡瀬氏のプライベート情報(私的な情報)とは、「現職の県職員(後輩)の内部情報(個人情報)」だった可能性が高いです。
また、渡瀬康英さんに対する県の処分理由からも職員の内部情報だった可能性を裏付けるものがありました。県が出した渡瀬氏の処分理由は以下のとおりです。
令和6年3月、知事や一部の幹部職員を誹謗中傷する文書を作成・配布し、多方面に流出させたことで、県政への信用を著しく損なわせた。
平成23年~28年にかけて人事課管理職時に、業務の目的外で人事データ専用端末を使用して特定の職員(1名分)の顔写真データを2回表示・撮影し、又は顔写真データを1回コピーして、そのデータを公開PCに保存し、人事異動の際には、そのデータを自宅に持ち帰った上で異動先の公開PCに保存することによって、業務上の端末を不正に利用するとともに、個人情報を不正に取得し持ち出した。
平成23年から14年間にわたって、勤務時間中に計200時間程度、多い日で1日3時間、公開PCを利用して業務と関係のない私的な文書を多数作成し、職務専念業務等に違反した。
令和4年5月、次長級職員に対して人格を否定する文書を匿名で送付するハラスメント行為を行い、当該職員に著しい精神的な苦痛を与えた。
渡瀬康英さんの処分理由から、渡瀬康英さんのプライベート情報の内容とは以下2点からもうかがい知ることができます。
- 人事課管理職時代に顔写真データなど個人情報の取得
- 次長級職員に対して人格を否定する文書を匿名で送付
このことからも、渡瀬康英さんのプライベート情報の内容とは、「人事にかかわる県職員の内部情報(個人情報)」だったといえるのではないでしょうか。
渡瀬康英さん自身の私的内容
日本維新の会の掘井健智(ほりい けんじ)衆院議員が街頭で質問を受けた市民に渡瀬氏のプライベート情報を暴露している発言から、人事にかかわる県職員の内部情報(個人情報)以外も含んでいた可能性があります。
「えらいもんが出てきた。彼(元県民局長)の(交友関係のプライベートな)データがいっぱい出てきたわけ。それでお前、何しとんねんってなった」
掘井議員は渡瀬康英さんのプライベート情報とは、「渡瀬氏の交友関係のプライベートなデータ」といっています。渡瀬康英さん自身の本当にプライベートな情報が含まれていたのかもしれませんが、真実かどうかは不明です。
そして、7月7日に元県民局長の渡瀬康英さんは亡くなられました。
渡瀬康英さんが亡くなった7月7日は、維新の会岸口みのる県議の誕生日でもあります。渡瀬やすひでさんは、岸口実県議の誕生日を知りつつ、敢えてこの日を選んだのでしょうか。
渡瀬氏が生前、後輩の県職員の方たちに贈ったコラム、斉藤元康知事、片山副知事、原田産業労働部長など問題をうやむやにしてきた人に宛てたメッセージがありました。
立花孝志が公開したPC中身(2024年12月1日更新)
2024年11月29日NHK党立花孝志さんがYouTubeで「県民局長の公用パソコンを公開します。智子写真館の中身は公開しません」と言い、元県民局長渡瀬氏の公用パソコンとされる中身を一部公開しました。
立花氏が公開した公用パソコンの中身とされるファイルを一部公開しました。『100智子』のフォルダ内には『智子通信』『智子への手紙』など女性に関するファイルが多数ありました。
また、『300小説関係』のフォルダ内には『20240308告発文』『クーデター韻末記』『マスコミ等宛名』といった告発文書に関するものもありました。
また、立花氏によると智子さん以外にも6人の女性に関する情報もパソコン内に入っているといいます。そして、メディアが元県民局長のPC中身について扱わなければ、PC中身を公開していくことを宣言していました。
昨夜私が公開したのは、県民局長の公用パソコンのほんの一部にすぎません!
県民局長から押収したのは公用パソコンだけではなくUSBメモリもあります!
卑猥な動画や写真そのものは公開しませんが、現段階でオールドメディアが無視しているので、個人情報を隠して口頭で内容をYouTubeで話すつもりです!…— 立花孝志【NHK党党首】 元国会議員 真実を発信する正義の人 (@tachibanat) November 29, 2024
立花氏は11月30日自身のXで以下のとおり言っています。
昨夜私が公開したのは、県民局長の公用パソコンのほんの一部にすぎません!県民局長から押収したのは公用パソコンだけではなくUSBメモリもあります!
現段階でオールドメディアが無視しているので、個人情報を隠して口頭で内容をYouTubeで話すつもりです! 立花孝志は、県民局長のプライバシーより、国民の知る権利を優先します!
本当に、メディアが扱わなければ、立花氏はPCの中身を次々に公開していくのでしょうか。
一方で、立花氏が公開したPC中身についてXでは、以下のようなコメントがあります。
- 【〇〇PC】とかありえない
- 官公庁は一太郎は使用禁止
- 捏造では?
- データの更新日が公用PC押収後の日付
- 立花孝志が公開した写真は私物のUSBにあるデータを移行していることが濃厚
- 私物USBメモリを公用PCに差してコピーした奴がいる
- 公用PCのものか疑わしい
立花孝志氏が公開した画像が公用PCの中身か疑わしい部分もあるといえるでしょう。
前総務部長の井ノ本知明氏らが渡瀬氏の私的情報を県議や県職員に漏洩か
2024年8月28日の報道で、前総務部長の井ノ本知明氏らが元西播磨県民局長の渡瀬康英さんの私的な情報を県議らに開示し、情報を漏洩(ろうえい)した疑いがあるとして、県が調査を検討していることが分かりました。
県は井ノ本氏の他に、元副知事の片山安孝氏や前理事の小橋浩一氏、産業労働部長の原田剛治氏の調査も検討しています。
2024年7月17日週刊文春の記事にも元総務部長の井ノ本氏や原田産業労働部長が県議や県職員に渡瀬氏のプライベート情報を開示していた動きがあったことが、以下のとおり掲載されていました。
「人事課を管轄する総務部長が、大きなカバンを持ち歩くようになった。中には大きな2つのリングファイルに綴じられた文書が入っており、県職員や県議らにその中身を見せて回っていたようです」(県職員)
「総務部長がどういうつもりで見せたのか分かりませんが、見せられた瞬間『これはまずい』と思いました。Ⅹさんに関する極めてプライベートな内容だった」(県議)
「リングファイルの中身は、押収したPCの中にあったⅩ氏の私的な文章。どうやらその文章は、4人組によって、県議や県職員の間に漏れていたようです。事実、私もこの4月に産業労働部長から文章の内容を聞かされました」(県職員)
@週刊文春
渡瀬氏の私的情報は元総務部長の井ノ本氏や原田労働産業部長らによって、県職員や県議に漏洩(ろうえい)していたことがうかがえます。
渡瀬康英さんのプライベート情報を開示しようとした維新の岸口みのる県議や増山誠県議も渡瀬氏の私的情報を知っていて開示しようとしたのではないでしょうか。
また、維新の掘井けんじ議員は質問を受けた市民に、元県民局長の渡瀬康英さんのプライベートなデータや亡くなった理由、状況についても、詳細に発言していることが市民の音声データから分かっています。
堀井議員も元県民局長の渡瀬氏の私的情報を市民に情報漏洩して問題ですが、県職員の誰かが堀井けんじ議員に情報を流出させているのではないでしょうか。
県の懲戒処分の指針では、職務上知り得た秘密を故意に漏らした職員を処分の対象としています。県は元総務部長の井ノ本氏らがこれに抵触する可能性があると判断し、外部の弁護士に調査を委託する予定です。
斎藤知事は8月29日の報道陣の取材に自身の関与を否定するとともに、7月に週刊誌で情報漏洩疑惑が報じられた時に、片山氏、井ノ本氏、原田氏、小橋氏に事実関係を確認し4人全員否定したと言っています。
原田剛治の証言に非難殺到!発言に誤り判明
9月5日に行われた証人尋問に出頭した原田剛治産業労働部長の発言の一部に誤りがありました。
原田産業労働部長が元西播磨県民局長の渡瀬康英さんの私的情報を漏洩した疑いがあるとして百条委員会でどのように情報を得たかを尋問されたときの答弁です。
ytvによると、当初、原田氏は「分からない」としながら、その後「(当時の)人事課長や副課長がいる場で聞いた」と言っています。
原田氏の証言を聞いた視聴者たちから「人事課が情報を漏洩している」などの非難の電話が殺到。
関係者が当時の人事課長と副課長に確認し「人事課長らが原田部長に情報を漏らした事実はない」として、原田部長の発言は誤りだったことが判明しました。
原田剛治産業労働部長は翌日6日に再度百条委員会へ出頭し、前日に証言した内容の一部を訂正しました。内部告発した元県西播磨県民局長の渡瀬康英さんの私的情報について「(当時の)片山安孝副知事から聞いた」と説明を変えました。
百条委員会の証人尋問で虚偽答弁をした場合罰則が科されますが、原田氏が説明を変えたことに対して罰則が科されるかどうかは今のところ分かっていません。
兵庫県百条委員会メンバー15名
兵庫県百条委員会のメンバーは15名で、自由民主党県議が6名、維新の会県議3名、公明党県議2名、ひょうご県民連合2名、日本共産党県議1名、無所属1名となっています。百条委員会メンバーのプロフィールは以下のとおりです。
- 名前:奥谷 謙一(おくたに けんいち)
- 選挙区:神戸市北区
- 当選回数:3回
- 所属会派:自由民主党
- 生年月日:昭和60年8月13日
- 名前:岸口 みのる(きしぐち みのる)
- 選挙区:明石市
- 当選回数:5回
- 所属会派:維新の会
- 生年月日:昭和39年7月7日
- 名前:松本 裕一(まつもと ゆういち)
- 選挙区:加古川市
- 当選回数:2回
- 所属会派:自由民主党
- 生年月日:昭和44年9月27日
- 名前:庄本 えつこ(しょうもと えつこ)
- 選挙区:尼崎市
- 当選回数:3
- 所属会派:日本共産党
- 生年月日:昭和29年8月16日
- 名前:竹内 英明(たけうち ひであき)
- 選挙区:姫路市
- 当選回数:5回
- 所属会派:ひょうご県民連合
- 生年月日:昭和49年4月6日
- 名前:丸尾 まき(まるお まき)
- 選挙区:尼崎市
- 当選回数:5回
- 所属会派:無所属
- 生年月日:昭和39年10月25日
- 名前:佐藤 良憲(さとう よしのり)
- 選挙区:伊丹市
- 当選回数:1回
- 所属会派:維新の会
- 生年月日:昭和55年9月22日
- 名前:増山 誠(ますやま まこと)
- 選挙区:西宮市
- 当選回数:2回
- 所属会派:維新の会
- 生年月日:昭和53年6月9日
- 名前:上野 英一(うえの ひでかず)
- 選挙区:神崎郡
- 当選回数:5回
- 所属会派:ひょうご県民連合
- 生年月日:昭和28年8月10日
- 名前:越田 浩矢(こしだ ひろや)
- 選挙区:神戸市長田区
- 当選回数:4回
- 所属会派:公明党
- 生年月日:昭和43年6月18日
- 名前:伊藤 勝正(いとう かつまさ)
- 選挙区:明石市
- 当選回数:4回
- 所属会派:公明党
- 生年月日:昭和42年1月12日
- 名前:富山 恵二(とみやま けいじ)
- 選挙区:相生市
- 当選回数:2回
- 所属会派:自由民主党
- 生年月日:昭和32年7月22日
- 名前:長岡 壯壽(ながおか そうじゅ)
- 選挙区:赤穂市、赤穂郡及び佐用郡
- 当選回数:6回
- 所属会派:自由民主党
- 生年月日:昭和35年12月20日
- 名前:黒川 治(くろかわ おさむ)
- 選挙区:尼崎市
- 当選回数:6回
- 所属会派:自由民主党
- 生年月日:昭和34年7月25日
- 名前:藤田 孝夫(ふじた たかお)
- 選挙区:養父市及び朝来市
- 当選回数:6回
- 所属会派:自由民主党
- 生年月日:昭和30年4月18日
元西播磨県民局長の渡瀬康英が告発した文書をめぐる経緯
元西播磨県民局長の渡瀬康英氏が兵庫県知事への告発文書をめぐる問題の経緯は以下のとおりです。
3月中旬 | 当時、西播磨県民局長だった渡瀬氏が、斉藤元彦知事や県幹部の言動を「違法」「パワハラ」とする7項目の疑惑を記した文書を報道機関や県議らに郵送 |
3月25日 | 県民局長わたせ氏が勤務する西播磨県民局に片山副知事と人事課長が乗り込み、県民局長の渡瀬氏のパソコンを押収 |
3月27日 | 県人事課が西播磨県民局長の渡瀬氏を解任し、3月末での退職も認めないと発表。斉藤知事は会見で、文書内容は「うそ八百」などと批判 |
4月4日 | 元県民局長の渡瀬氏が文書内容の一部について、県の制度に基づいて公益通報 |
4月16日 | 県は文書に書かれた疑惑に関連し、原田産業労働部長が県内企業から高級コーヒーメーカーなどを受け取っていた事実を常任委員会で報告 |
4月20日 | 県民生活部総務課のパレード担当課長が死亡 |
5月7日 | 県が「文書の核心的な部分が事実ではない」などとして元県民局長わたせ氏を停職3カ月の懲戒処分に、産業労働部長の原田剛治さんを訓告とすると発表 |
5月21日 | 県議会が斉藤知事に第三者機関による疑惑の真偽の再調整を要請し、知事が設置を表明 |
6月13日 | 県議会が7項目の疑惑を調べる百条委員会を設置 |
6月27日 | 百条委が7月19日に元県民局長の渡瀬氏を証人尋問すると決定 |
7月頃 | 百条委での証人尋問にあたり、維新の岸口県議と増山県議が告発内容とは無関係の私的な情報の提出を求めているとして、渡瀬氏がプライバシーの保護を求める |
7月7日 | 元県民局長の渡瀬康英さんが死亡 |
7月8日 | 緊急理事会で告発文とは無関係の資料について開示の要求をしないことを決議 |
7月12日 | 片山安孝副知事が辞職表明、今月末で退任 |
7月31日 | 若者支援策担当の小橋浩一理事が24日付で体調不良を理由に異動願を提出、準特別職から部長職に降格し、総務部付となる |
7月31日~8月14日 | 告発文に関する全職員アンケート実施 |
8月19日 | 7月30日に体調不良で異動願を提出し病欠中だった井ノ本知明総務部長が総務部付となる |
8月23日 | 斎藤知事のパワハラ疑惑について百条委が県職員に対する初めての証人尋問を実施 |
8月30日 | 百条委に斉藤知事が出頭 |
9月5日 | 百条委に原田産業労働部長が出頭。前総務部長の井ノ本氏は体調不良などを理由に欠席。原田氏の証言に誤り判明 |
9月6日 | 斎藤知事、片山元副知事、原田部長の証人尋問 |
9月19日 | 斎藤知事への不信任決議案が可決 |
9月30日 | 斎藤知事が失職 |
元県民局長の渡瀬氏が亡くなった7月7日以前に緊急理事会が7月8日に開かれることが決まっていました。
そして、7月19日に百条委員会が開かれ、元県民局長の渡瀬氏から証人尋問する予定でした。
百条委員会が全職員約9700人を対象に7月31日~8月14日までアンケート調査を実施し、約6700人(約7割)が回答しています。
8月5日までに回答があった4568件(約47%)を中間集計したところ、知事のパワハラを目撃したり、人から聞いたりしたという回答が約4割に上っています。
百条委員会は8月23日、パワハラ疑惑を中心に関係職員6人への証人尋問を非公開で開催しています。そして、8月30日百条委員会は斎藤知事を公開で証人尋問しました。
そして、9月19日に斎藤知事への不信任決議案が可決され、9月30日斎藤知事が失職しました。
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