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キャンピングトレーラー購入準備期にするべきこと4選

キャンピングトレーラーを購入しようか検討されていらっしゃる方もいるかと思いますが、どういう視点でキャンピングトレーラーを選んだらよいのか悩まれている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで、キャンピングトレーラーをスムーズに購入し、かつ購入後も後悔しないためにキャンピングトレーラー購入準備期にしておくべき4選をご紹介いたします。

この記事はこんな方におすすめ
  • キャンピングトレーラーを購入しようと考えている方
  • キャンピングトレーラーを購入しようか悩んでいる方
  • キャンピングトレーラーに興味がある方

記事内で「キャンピングトレーラー」を「トレーラー」と省略して記載している場合あります。

目次

1.キャンピングトレーラー選びは何を重視する?

キャンピングトレーラーには、いろんな大きさや設備のあるものがあり、スペックの規模によって値段も異なってきます。キャンピングトレーラー選びの基準として、以下の4つです。

  1. 予算
  2. トレーラーの寸法・規格
  3. 設備
  4. 間取り・内装

 

①予算

    新車か中古車、就寝定員、設備などにより変わってきます。自分たちが値段を重視するか、それとも設備など中身を重視するかで決める必要があります。

    ②キャンピングトレーラーの寸法・規格

    牽引免許の取得の有無にも関わることなので重要です。牽引免許不要の条件として、「トレーラーの総重量(本体の重量+積載できる最大重量)が750キログラム以下」です。

    最近は、牽引免許不要の小型トレーラーでも設備が充実したトレーラーが多数あります。

    ③設備

    キッチン・冷蔵庫・トイレ・洗面台・シャワー室・ベッド・ソファー・エアコン・床下暖房などトレーラーによりいろいろ異なります。

    出先で料理を楽しみたい方はキッチン周りの充実したトレーラーを選ぶべきです。

    寝られたらいいという方は就寝定員に合ったトレーラーを選んだらいいので、就寝定員によっては小型のトレーラーで十分だったりします。

    ④間取り・内装

    トレーラーによりいろんなものがあり、自分の使い勝手や好みに応じたトレーラーを選べます。また、DIYが得意な方は、自分でアレンジするのも楽しくていいかもしれません。

    キャンピングトレーラー選んだ基準は就寝定員と充実した設備

    希望トレーラーは、以下の4つを満たしたものでした。

    • 新車
    • 大人2人と子ども3人が寝られること(ペットなし)
    • キッチンやトイレなどの水回り
    • クーラー

    あとは、内装や設備が自分たちの好みかどうかで最終決定し、「Swift Sprite Quattro FB」にしました。

    希望が叶ったキャンピングトレーラーで就寝定員は6名、内装は北欧風でキッチン、トイレ、シャワー、エアコンと暖房設備もあります。

    オプションリチウムバッテリー、充電器、インバータ、残量計、ソーラーパネル&MPPT充電器、ムーバーを追加しました。

    そのため、電源が取れなくてもバッテリーで電化製品が動かせられるようにしました。オプションについて詳しく知りたい方はこちらをお読みください。

    実際、トレーラーを使用するようになり、設備についてはいろいろ考えるようになりました。初めは不要だと思っていた設備もあってよかったと思うようになりました。設備について詳しくは、こちらをお読みください。

    トイレのデメリットは全国にダンプステーションという汚水処理施設があるのですが、①ダンプステーション数が少なく設置しているキャンプ場、RVパークを探さないといけないことです。

    また、匂い対策などのために清潔に保っておきたいけどなかなか施設がないことがあります。そうなると、②排泄物をずっと保管しなければなりません。

    シャワーのメリット汗をかいた時や汚れを落としたい時など使えてよいのですが、デメリット水をたくさん使うし、カビや垢対策で水気をとったり掃除が大変ということです。

    オーブンのデメリット使ったら油分をとったり掃除が意外と手間でした。

    片付けや掃除が苦ではない方は、トイレとシャワーはあった方がいいでしょう。

    トイレやシャワーがあると夜間や冬場などは外に出なくてもいいので楽!

    面倒くさがり屋で楽したいタイプの方は、トイレやシャワーはなくてもいいでしょう。ただ、普段トイレやシャワーを使用していなくても、以下の2点で助かります。

    • 緊急時や必要時に使えるものとして安心感がある
    • トイレ掃除が面倒な方も携帯用トイレを使うと楽に処理できる

    特に、子どもが幼くて、たくさんいる場合は、トイレやシャワーは役立ちます。詳細はこちらをお読みください。

    あと、注意したいのが欲しいキャンピングトレーラーがどこで入手できるかです。

    希望のキャンピングトレーラーは当時、埼玉県の販売店(片道、車で約6時間)でしか取扱いをしていませんでした。

    そのため、牽引車を自分で運転し埼玉県の販売店へキャンピングトレーラーを取りに行き、帰りはキャンピングトレーラーを引っ張り自宅まで自分で運転して大変でした。

    2.牽引車(ヘッド車)の装備

    自分の欲しいトレーラーが決まったら、そのトレーラーが今所有する車で牽引できるかどうかを確認しておく必要があります。

    所有している車でトレーラーが牽引できない場合はトレーラーを変更するのか、牽引車を変更するのかを考えなくてはなりません。

    ①ヒッチメンバー(トウバー)

    所有している車で牽引できる場合は、ディーラーに問合せし牽引車とトレーラーを連結するためのヒッチメンバー(トウバー)を取り付ける必要があります。ディラーによっては純正のヒッチメンバーがあります。

    ヒッチメンバーがないとトレーラーを引っ張ることができないので忘れずに装着しましょう。

    ②ルーフキャリア・ルーフボックス

    また、必要によって、ルーフキャリア、ルーフボックスも取り付けましょう。トレーラーに荷物がたくさん載るからルーフキャリア、ルーフボックスなんて不要では?と思うかもしれません。

    しかし、トレーラーに荷物がたくさん載るからといってむやみに荷物を載せ過ぎるとトレーラーの総重量が増えます。

    そうなると、牽引するときに重くなりすぎて牽引車のガソリンをたくさん消費することになるため注意が必要です。

    実際、使ってみると牽引車に荷物がたくさん入り不要ということもあります。

    ルーフボックスのメリット荷物をたくさん入れられることですが、デメリット車の天井の上に設置されているので重い荷物も載せにくく、ルーフボックスのカバーも開けにくいなど使い勝手が悪いことです。

    キャンピングトレーラーを牽引するようになり荷物の置き場所に困った場合、ルーフキャリアやルーフボックスを後付けする方がいいでしょう

    3.キャンピングトレーラーの規模により牽引免許が必要

    1.トレーラー選びで牽引免許不要のトレーラー以外のトレーラーを選択した場合は牽引免許が必要です。

    牽引免許不要の条件として、「トレーラーの総重量(本体の重量+積載できる最大重量)が750キログラム以下」です。

    牽引免許について

    牽引免許は大型自動車、中型自動車、準中型自動車、普通自動車、大型特殊自動車のいずれかで車両総重量750㎏を超える自走しない他の車を牽引する場合に必要な免許です。

    牽引免許には、第一種・第二種・小型トレーラー限定の3種類あり、それぞれ運転できる車両が異なります。

    貨物トレーラーやキャンピングトレーラーは「牽引第一種免許」に当たります。3種類の中で最も取得率が高く、一般的に牽引免許と言えば、この「牽引第一種免許」のことです。

    「牽引第一種免許」取得条件として、満18歳以上で大型自動車免許、大型特殊自動車免許、中型自動車免許、準中型自動車免許、普通自動車免許、これらのいずれかの免許を取得していることです。

    他にも視力が両眼0.8以上かつ片眼0.5以上(眼鏡やコンタクトレンズ使用可)、色彩識別能力で信号機の色、赤色・青色・黄色の識別ができること、深視力が2.5メートル離れたところから3回検査し、その平均誤差が2センチメートル以下。

    聴力は10メートルの距離で90デシベルの警音器の音が聴こえること(補聴器で補った音含む)。

    また、運動能力として自動車の運転に支障を及ぼす障害がないこと、障害があっても補助手段を講ずることで自動車の運転に支障を及ぼす恐れがないと認められる必要があります。

    あと、「牽引第一種免許」を取得できる教習所は限定されるため、自分が通いたい教習所に「牽引第一種免許」が取得できるか事前に確認しておいた方がいいです。

    既定の教習時間は12時間あります。

    仕事と家事、育児をしながらの教習所通いだったので、調整するのがとても大変でした

    「牽引第一種免許」の合格率は80%程度と高めです。合格者の約8割は教習所の卒業生になっていますので、教習所に通えば比較的簡単にとれる免許だと言えそうです。

    「牽引第一種免許」の試験は、実技のみで減点方式で行われます。100点満点から始まり、70点以上あれば合格です。

    試験項目は「右折左折」「指定場所での停車」「速度」「S字走行」「方向転換」「踏切通過」です。

    この中で特に難しいのが「方向転換」です。方向転換とは、車庫入れの要領で牽引車をバックし(3回以下の切り返し)、車体を一直線の状態にすることです。

    何度も練習した方向転換!結果は…

    方向転換は、ハンドル操作が普通車と違って本当に難しいです

    方向転換の操作方法

    1. 牽引車を左の道路へ侵入したい場合、ハンドルを左に切るのではなく、逆の右に4分の1程度ハンドルを切る必要があります。そうすることで、トレーラーが押し出され、左の車庫に入ることができます。
    2. トレーラーがある程度入った後ににハンドルを切り、連結部分をまっすぐにしていきます。ハンドルを右、左、右、左を繰り返し、牽引車の向きを修正します。
    3. トレーラーの後輪が角をクリアし車体を車庫に入れていく際、角度をつけすぎたらハンドルをに切り、車体をまっすぐにする必要があります。
    4. 逆に角度が緩すぎて車庫に入らなそうな場合は、一度ハンドルをに回して折り、ある程度被牽引車の向きが変わったと思ったら、すぐににハンドルを回してまっすぐにします。
    5. 最後、牽引車とトレーラーを一直線上にする必要があります。車庫に入っていく状態では角度がついているので、角度をなくすためにまっすぐにしないといけません。※このまっすぐにするタイミングは「思ったよりも早く」を意識します。

    牽引していると車体の長さは長いし、連結部分で角度が変わるため全然車体の向きが変わらないと思って、ハンドルを切りすぎると角度が付きすぎて車庫に入らなくなったり、その逆もしかりです。

    教習時間12時間のほとんどを車庫入れに費やしましたが、無事に教習と試験をパスすることができ、ついに牽引第一種免許を取得できました

    私の場合は仕事と家事、育児を調整しながらだったので半年かかりましたが、集中して教習所に通うことができたら、もっと早く取得できると思います。

    4.キャンピングトレーラーの保管場所は慎重に!

    トレーラーもナンバープレートが交付される車になりますので車庫証明が必要です。普通トレーラー(白プレート)の場合、車庫証明がないと登録できません。

    車庫の場所については基本的に自動車と同様、使用の本拠の地点から2キロメートル以内でないといけません。

    ただし、一部マリーナなど条件を満たす管理地内であれば遠隔地でも車庫証明を取得することは可能です。詳細は販売店などにお問い合わせをしてください。

    各駐車場におけるメリット・デメリット

    自分の所有する土地の場合

    メリット
    • 駐車場代がかからない
    • 駐車場やトレーラーの出入りを気にしなくてよい
    デメリット

    近所の人からの印象を気にする

    近所から駐車場を借りる場合

    メリット

    駐車場が近く、トレーラーの様子を見に行ける

    デメリット
    • 駐車場代がかかる
    • 突如、駐車場の利用を断られる
    • 気軽にトレーラーに出入りできない(近所の方の印象が気になる)
    • トレーラーを出し入れする時間などの制限がある

    販売店やマリーナなどから駐車場を借りる場合

    メリット
    • セキュリティー面で安全
    • 近所の方からトレーラーを所有していることが分かりにくく、近所の方の印象を気にしなくてよい
    デメリット
    • 駐車場代が高い
    • トレーラーを出し入れする時間などの制限がある

    事前にしっかり保管場所について検討しておかないと、いろいろ面倒なことになりますので注意しましょう

    以下に、表にしてまとめてみました。

    自分の土地

    近所の駐車場

    販売店・マリーナ

    距離
    〇近い △場所による ×遠い
    料金
    〇無料 △場所による ×高い
    入出庫時間
    〇いつでも △場所による △場所による
    セキュリティ
    〇良い △場所による 〇良い
    他人の印象
    ×気にする ×気にする 〇気にしない

    総合的に見ると、自分の土地でトレーラーを保管するのがよいのかもしれません。でも、他人の印象が気になるのであれば、販売店・マリーナの駐車場がよいです。

    自分が何を重視するかで保管場所を選びましょう

    キャンピングトレーラーの保管場所についての詳細は、こちらをお読みください。

    納車早々、嫌がらせ⁉により再び駐車場探し

    体験談

    近所に空き地があり土地を所有する方から許可を得て、トレーラーを駐車できていました。

    しかし、翌日、所有する方の家族が自宅に来て、「トレーラーの駐車をお断りさせていただきたい」と申し出がありました。

    どうやら、家族は聞いていなかったようで土地所有の方が勝手に駐車許可したということでした。

    事前に販売店の方からも近所の人からひがみや妬み、嫌がらせなどがあるかもと聞いてはいたのですが、まさか自分たちにもあるとは思ってもみませんでした。

    キャンピングトレーラーを所有するということは、ひがみなどもあるという前提で、所有する覚悟も必要なのかもしれません

    まとめ~キャンピングトレーラーは何を重視するかで決めよう

    いかがでしたか。キャンピングトレーラーを購入するまでにしておきたい4つのことは以下の点です。

      1. キャンピングトレーラー選び
      2. 牽引車の整備
      3. 牽引免許の取得
      4. キャンピングトレーラーの保管場所

          トレーラーを購入することは普通自動車を購入するところと同じところもありますが、牽引免許が必要になることもあったり、販売店が限られていたりと違うところもありました。

          自分の欲しいキャンピングトレーラーは何を重視するか、優先順位をつけて考えることも必要です。あなたのキャンピングトレーラー購入のご参考にしていただければ幸いです。

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