北九州市の中学3年生、中島咲彩さんを刺殺した犯人にヒットマン説が出ていて、工藤会と中島咲彩さんの父が関係しているのではないかといわれていました。しかし、中島咲彩さんの父が警察署長はデマだと判明しています。
中島咲彩の父は若松警察署長ではない!
中島咲彩さんの父が若松警察署長の中島健氏といった情報がSNSで拡散していました。Xや5ちゃんねるでは以下のコメントがありました。
- 若松警察署長の経歴が「北九州地区暴力団犯罪捜査課管理官」こんなもんヤクザにやられたの確実だろ
- 警察の娘なの。犯人は九州のヤクザかな
- 名字の漢字やよみ、奥二重、涙袋、団子鼻が同じ。
若松警察署長の名前と被害者の中島咲彩さんの名字“中島(なかしま)”や顔のパーツが同じといわれています。
また、若松警察署長の経歴が暴力団犯罪の捜査などを担当してきたことから、「反社会的勢力の恨みを買ったのではないか」という憶測から情報が拡がっていました。
工藤会も関係ない⁉
暴力団というのが『工藤会』ではないかといわれていました。
工藤会は福岡県北九州市に本部を置く指定暴力団です。1950年代に設立され、現在は日本国内で最も危険な暴力団の一つとされています。
工藤会は福岡県、山口県、長崎県を中心に活動しており、暴力的な手段を用いることで知られています。
また、5ちゃんねるで「公開捜査しないのは工藤会案件だから」「ちょうど前日に指示役で逮捕された幹部が釈放されてる」といったコメントがありました。
指示役で逮捕された人物というのが、特定危険指定暴力団・工藤会系元組長の内蔵成(くらなり)喜八被告(57)のことでしょう。
内蔵成被告は福岡県福津市で2011年、建設会社員の男性宅に銃弾が撃ち込まれた事件で、銃刀法違反などの罪に問われていました。
そして、2024年12月13日に内蔵成被告の判決公判が福岡地裁小倉支部でありました。渡部五郎裁判長は「犯罪の証明がない」として、無罪(求刑懲役12年)を言い渡していました。
そのため、中島さんが刺殺されたのが12月14日であり、工藤会系元組長が釈放されたことと関係あるのではないかといわれていました。
警察は否定
中島咲彩さんの父が若松警察署長ではないかといった憶測に対し警察は「事実ではない」と否定しています。
ネット上で拡散されている投稿について、NEWSポストセブンが当該の警察署に取材すると、広報担当者は「事実ではない」と回答した。
報道機関の取材に対し、警察が「事実ではない」と否定しています。そのため、中島咲彩さんと若松警察署長との間に親子関係はないといえます。そして、今回の事件と工藤会との関連も否定しています。
中島咲彩さんの家族全員「思いやりに溢れている」
中島咲彩さんの家族には両親ときょうだいがいます。中島さんと同級生の息子をもつ女性が、涙ながらに語っていました。
「お母さんのことを思うと……(中島さんは)すごく真面目で可愛くて、きょうだい思いで家族思いで。お母さんもすごく家族思いで、本当に優しい家族でした。それだけは、みなさんに分かってもらえたらと思います。犯人は、本当に許せない……」
中島咲彩さんは真面目で可愛くて、きょうだいや家族思いといいます。また、咲彩さんの母親もまた家族思いであることが分かりました。
そして、咲彩さんにはきょうだいがいることが明らかになりましたが、兄弟か姉妹が何人いるのか、年齢は明らかになっていません。しかし、きょうだい間も仲が良かったことがうかがえます。
そして、中島咲彩さんの父が事件を受け、コメントを出しています。
「今回は、突然の出来事で、私たち家族は、大変心を痛めており、その心中は皆さまにもご理解いただけるものと思います。どうか報道関係各社の皆様には、私たち家族の心情をお察しいただき、近隣の方々を含め、インタビューや撮影などについて、ご遠慮いただきますよう、切に、お願い申し上げます」
中島咲彩さんの父は突然の出来事で悲しみの中、近所の方たち等へのインタビューや撮影を配慮してほしい旨を伝えています。咲彩さんの父は思いやりのある方で両親ともに思いやりに溢れた人といえます。
そんな両親に育てられた咲彩さんもまた、思いやりのある優しい女性だったに違いありません。
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