中国の深圳で起きた男児殺害事件を受け、中国のSNSでは“反日”が氾濫し、黄如一(ホアンルーイー)も同様に反日のコメントを投稿していました。
そこで、黄如一の顔画像や生い立ち、経歴、ホアンルーイーが投稿したメッセージなど見ていきましょう。
黄如一の顔画像
黄如一の顔画像はこちらです。
- 名前:黄如一(ホアンルーイー)
- 年齢:41歳(2024年9月現在)
- 生年月日:1981年5月
- 職業:四川省カンゼ・チベット族自治州新竜県の副県長
- 民族:漢族
黄如一は日本語読みで「ホアンルーイー」「ファンルーイー」「コウジョイチ」と読むことができます。
黄如一は2024年9月現在、年齢41歳で四川省カンゼ・チベット族自治州新竜県の副県長をしています。
黄如一の生い立ちと経歴
百度百科によると、ホアンルーイーは1983年5月に重慶市梁平で生まれています。
ホアンルーイーは10歳のころから激しい反日教育の洗礼を受けています。(本記事下部に中国の反日教育の実態を記載)
黄如一は重慶大学卒業
重慶大学不動産学部都市建設環境工学科を卒業しています。工学管理を専攻していました。
重慶大学は1929年に重慶政府が創立した「重慶学堂」が前身。1950年「重慶大学」へと改称しています。
教育部直属で教育部と重慶市の共同運営大学です。2017年9月、「双一流」構築大学に選出されています。
中国国内では特に工学分野での研究で評価が高く、機械電気、エネルギー、材料、情報、生物、経営管理等の分野の国家重点学科を有しているのが特徴です。
黄如一は四川大学で工学博士を取得
四川大学建築環境学部で人間居住環境を専攻し、工学博士号を取得しています。
四川大学は旧四川大学、旧成都科技大学、旧華西医科大学の3重点大学が合併して改組設立された。1994年に「四川連合大学」、1998年に現在の「四川大学」に改称。2000年に「華西医科大学」が合併し現在の四川大学となった。
四川大学は「天府の国(天が与えた豊かな地)」と呼ばれ中国の歴史文化遺産の豊富な成都市に所在し、中国西部地区を代表するハイレベルの研究型総合大学です。
四川大学は2017年9月、「双一流」構築大学に選出されています。2015年国家重点学科は46、博士課程の学科349、修士課程の学科443、本科専攻134、ポスドク科学研究流動ステーション37、国家重点学科46、国家重点人材育成科4などの拠点を有しています。
黄如一は中国共産党員
コウジョイチ副県長は2004年7月に働き始め、2010年2月に中国共産党に入党しています。
黄如一は現在、地方の幹部職員
現在、黄如一副県長は四川省農村エネルギー開発センター副所長、新隆県党委員会常務委員、甘孜県副県判事(臨時職)を務めています。
地方の幹部職員のため、収入もいいはずです。経済的な理由で日本人に対する歪んだ憎悪を生み、今回のような発言に至ったとは考えにくいでしょう。
黄如一が出版した書籍
ホアンルーイーは主に大衆歴史の執筆に従事しています。2009年9月に最初の著作『鉄血で宋王朝を強化する』を出版。
その後『料理酒で太宗を語る』、『釣魚城の防衛』を出版しました。他には 『氷と火の明王朝』『解読西遊記』など多数あります。
黄如一のSNS判明!
ホアンルーイー副県長の中国SNS微信です。
黄如一は深圳での男児殺害事件後に自身のSNSグループチャットに以下のように投稿していました。
「子供を殺すことがそんなに大したことか?アメリカ人は、毎日何百人も殺している」
「アメリカ人に殺された人たちのほとんどは10歳にも満たない子供達だった。」
「彼は罪のない人を殺したのではなく、ただ小さな日本人を殺しただけだ。」
「我々の規律は日本人を殺すことだ。」
黄如一氏は反日コメントを多数投稿していることが分かります。ホアンルーイーが「我々の規律は日本人を殺すことだ。」と言っているのは恐ろしすぎます。
深圳で男児を殺害した犯人の鍾某は前科2犯持ちの経営者だったことが判明しています。また、男児の父親の会社は西日本貿易株式会社だったことが判明しました。
中国のSNSの反応
中国のSNS上でも『教育を受けた幹部として非常に残虐だ』『反日教育が生んだ悲劇』など批判の声が上がっています。
中国の反日教育がヤバい!
中国問題グローバル研究所所長の遠藤誉氏が紹介している「九一八事変」(柳条湖事件)に関する「学習指導要領」は以下のとおりです。
【教学目標】
一、知識目標
1.1930年代の日本の中国侵略の原因と偽満州国の建立。
2.蒋介石が日本侵略に抵抗しなかった政策とその影響。
3.中国共産党の抗日救国運動の奮起と表現。
二、能力目標(詳細は省略)
三、指導プロセスと方法
現在ある新聞報道などを導入口として、日本帝国主義の侵略行為に対する憤慨の気持ちを先ず掻き立てて、生徒たちの愛国的情熱を激発させる。
四、情感姿勢と価値観
1.九一八事変を通して生徒たちに、これが、日本帝国主義が中国侵略を始める第一歩で、その背景には日本の経済と社会の要因があり、中華民族に重大な災難をもたらしたことと、これは否定できない歴史的事実で、改ざんは許されないことを、生徒一人一人の心に深く印象付けるように認識させること。こんにち日本帝国主義の復活と日本の右翼勢力の常軌を逸した凶暴な活動に対して警戒しなければならない。
2.本節の教材を通して、生徒たちが日本帝国主義の野蛮な行動に対する深い憎しみを激しく抱くように激発させ、愛国主義の精神と民族の責任を植え付けよ。
3.中国共産党は九一八事変の時、民族滅亡の危機に対して勇猛果敢に戦った。これは全民族の利益に符合し、崇高なる愛国主義精神の表現である。外国の侵略に対する不屈の抵抗は中華民族の伝統的な栄光である。
【教学前の準備】
インターネットや教科書以外のメディアやフィルムを用いる。「松花江上」という音楽を流しながら、当時の被害者の傷跡が写っている写真を見せ、憎しみの情緒を掻き立てた上で、生徒たちと以下の会話をするように持っていくこと(=誘導すること)。
教師:この写真は何を意味するのですか?
生徒:柳条湖の鉄路は関東軍が爆破したもので、中国の軍隊とはいかなる関係もありません。(「九一八事変」に関する紹介は以上)
この「学習指導要領」を見ると、生徒たちに憎しみの感情を抱かせるよう順序立てて細かく記載されています。
また、教師がこういうと生徒が「こう言うしかない」ところまで設定しており、マインドコントロールに近い教育が行われているのが分かります。
このような学習指導要領に沿って中国の子どもたちが教育を受けているのであれば、中国の子どもたちが反日感情を抱くのは自然なことかもしれません。
中国は反日教育はないと主張
中国外務省の林報道官は23日の会見で、「中国に反日教育は存在しない」と述べ、事件は反日思想に基づくものではなく偶発的なものだと示唆しました。
また、事件を受け中国人の間に献花の動きが広がっていることを強調し、「中国文明は包摂的だ。我々は差別なく外国の友人に接する」と強調しています。
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